【赤ちゃんが下痢の時の対処法】うんちの色の見分け方と病院の受診目安

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【赤ちゃんが下痢の時の対処法】うんちの色の見分け方と病院の受診目安

まず、はじめに

赤ちゃんの体調不良や腸内環境の不調は、便によって分かります。
中でも気をつけたいのが下痢です。
なぜ下痢が治らない?原因は?
元気な場合は問題ない?
「正しい対処法」と、「注意するべき下痢」について説明します。
早期対処がカギになるので、普段からしっかり観察し、対処法を知っておくと安心です。

目次

赤ちゃんの下痢は長引きやすい?

赤ちゃんは下痢が長引きやすいといえます。
体全体が未発達で、腸の働きが落ちやすいことが原因です。
赤ちゃんによっては、体調が悪くなるとすぐお腹がゆるくなる体質の子もいます。

下痢時のおうちの看護の仕方

・ゆっくり寝かせ、腹部を冷やさないようにしましょう。
・水分不足とならないよう、白湯、番茶を少しずつ何回も分けて飲ませましょう。
・汚れたオムツを触った後などは、感染症の2次リスクがある為、手をよく洗いましょう。
・お腹が空くのは体調がいい証拠ですが、体力的にも、おなかもかなり疲れている状況です。1回に飲むミルクの量を減らしたりしてみましょう。
・離乳食を食べている赤ちゃんなら一旦、離乳食をやめるか、お粥だけにするといいでしょう。
・ウンチのたびに、シャワーでおしりを洗ってあげましょう。
・熱や吐き気がなくても、下痢が続くようでしたら、翌日にはかかりつけの先生に診てもらいましょう。

病気かも?赤ちゃんの下痢が治らない原因

「赤ちゃんの下痢が治らない」3つの原因を解説します。

原因1.風邪(体調不良)が続いている
風邪や体調が悪い時は、腸の動きが悪くなり下痢をしてしまうことがあります。
体調が戻れば徐々に下痢も良くなります。
下痢の特徴
ドロドロで酸っぱいような臭いの便が出ることがあります。
水っぽい下痢が続くこともあります。
対処法
体を冷やさないようにしてあげましょう。
いろいろなものが食べられる月齢の赤ちゃんには、消化の良いおかゆやうどんなどを食べさせます。
食欲がない時は母乳やミルク、経口補水液などで水分補給をしましょう。
野菜は繊維が多く消化に時間がかかります。下痢が長引く原因になるので避けましょう。

原因2.ウイルス感染
ノロウイルスやロタウイルスなどに感染すると、胃腸炎を起こして下痢や嘔吐をします。食べたものや飲んだものを大量に吐き戻し、下痢が始まります。
下痢の特徴
水のような下痢が大量に出ます。
ロタウイルスに感染すると、白っぽい便になることがあります。
対処法
水分や食べ物を与えないようにすれば、通常半日程度で嘔吐はおさまります。
吐き気がなくなった後は、食欲がなくても脱水を避けるため、母乳やミルク、経口補水液、水などで水分補給しましょう。

<すぐに病院を受診するべき症状>
・嘔吐が止まらない
・下痢が続く
・ぐったりしてきた
・意識が薄い
・意識がない

原因3.体が冷えている
体が冷えてしまうと、下痢を起こすことがあります。
下痢の特徴
急に下痢が始まります。
水下痢や、場合によっては酸っぱいようなにおいの便が出ます。
対処法
暖かい室内に移動して、ゆっくり過ごしましょう。
下痢をしている間の離乳食は、おかゆやうどんなど消化の良いものを与えます。体が温まれば比較的元気で食欲もある場合が多いでしょう。

“要注意下痢”の見分け方

赤色や黒色が混ざっている下痢は、どこかで出血をしている場合があります。
出血が何度も確認できた場合は、便を持って病院を受診しましょう。
嘔吐を伴う場合は、「細菌性腸炎」や「腸重積」などの病気も考えられます。

「細菌性腸炎」とは
腹痛・下痢が主な症状です。
嘔吐を繰り返すこともあります。また、発熱、痙攣をおこすこともあります。

「腸重積」とは
小腸が大腸の中にはまり込む病気です。
イチゴゼリー状の血便が出たり、嘔吐するときもあります。

赤・白・黒、こんなうんちに要注意!

少しくらいゆるくても回数が多くても特に問題はありませんが、うんちの色が赤や白・黒の場合は注意が必要です。すぐに病院で受診することをおすすめします。

・赤いうんち
赤いうんちは、出血を伴ったうんちです。細菌性腸炎や腸重積症といった病気の可能性も考えられます。
なお、「淡い茶色や黄色のうんちに筋状に血が混ざっている」「便秘の後のうんちで血が混ざっている」というのは、よくあるケースです。これらは、肛門付近の粘膜が傷ついて血が出ている、いわゆる切れ痔のような状態。このようなうんちの場合、症状が続かない限り問題はありません。

・白いうんち
白いうんちが出ているときは、ロタウイルスに感染していることが考えられます。その場合は、嘔吐や下痢・発熱を伴うことがほとんどです。
また、先天性胆道閉鎖症も疑われます。先天性胆道閉鎖症とは、生まれつき肝臓から腸に胆汁を送ることができない病気です。うんちの茶色や黒色の色素は胆汁の成分であるため、胆汁が腸に送られないとうんちは白くなります。(目の白目が黄色の場合は要注意です。)

・黒いうんち
生後2カ月を過ぎて黒いうんちが出る場合、内臓のどこかで出血が起きている恐れがあります。重大な病気が隠れていることも考えられますので、早急に病院で受診するようにしてください。

母乳が原因なの?

通常、母乳が下痢の原因となることはありません。
ただし、なかには「乳糖不耐性」という症状がでる赤ちゃんもいます。母乳やミルクで下痢をしてしまい栄養吸収が悪くなる症状です。
この病気は、牛乳や乳製品を飲んだときにわかるので、1歳ごろわかることが多いです。この場合は、乳糖不耐性用のミルクに変更すれば下痢も良くなります。

離乳食を続けても大丈夫?

下痢以外の全身症状をチェックして判断しましょう。

離乳食を続けてもいい場合
元気があって下痢だけをしている場合は、一時的な消化不良であると考えられます。
柔らかくて油分の少ないものや、おかゆだけを与え、様子をみましょう。

離乳食をお休みする場合
・元気がない
・ぐったりしている
などの状態で下痢をしていれば、病気が原因のこともあります。離乳食はお休みして病院の受診が必要です。

下痢のときに、ひかえたい食べ物

  • 繊維の多いもの・・・葉菜類の茎、ごぼう、れんこん、海藻類、きのこ類、皮付きの豆類
  • 脂肪の多いもの・・・バター、マーガリン、植物油、脂肪の多い魚や肉、チーズ、ホワイトソース
  • 乳糖を含むもの・・・牛乳、ヨーグルト、チーズ
  • 糖分の多いもの・・・カステラ、プリン、ゼリー類、果物の缶詰
  • かんきつ類・・・みかん、オレンジ、グレープフルーツ
  • 冷たいもの・・・ゼリー類、ヨーグルト、冷たい麺、冷製ポタージュ、アイスクリーム

下痢のときに気をつけること

  • 水分が大量に失われるので、冷たすぎないもので水分補給をしましょう。
    下痢の治療には水分補給も大切であるといわれています。水(湯ざまし)、麦茶、小児用イオン飲料を飲ませますが、糖分は下痢をひどくすることがありますので、砂糖湯やジュースは与えない方が良いようです。
  • お子さまの機嫌がよく、食欲もあり、発熱などの症状も特になければ、様子をみましょう。
  • 食欲がない場合は、無理に離乳食を与える必要はありません。
  • また、食欲があるからといって、お子さまの好きなものばかりあげないように、気をつけましょう。
  • 食物アレルギーが心配なお子さまは、アレルゲン性の高い食物をあげるのは、控えましょう。

市販薬について

市販の下痢止めを服用させてもいいでしょうか?
市販薬は飲ませずに、かかりつけ医に相談しましょう。
赤ちゃんの場合は急変することもあります。
下痢は消化できないものやウイルスを外に排出している状態です。基本的に、下痢を無理に止める必要はありません。
※ぐったりしてきたり、元気がなくなってきたりした場合は、医師の判断で下痢止めを使うこともあります。

病院の受診目安

赤い、黒い色が混じった下痢は出血の疑いがあるので、病院を受診しましょう。
白っぽい下痢の場合は、ウイルス感染が疑われます。2~3日以上続く場合には、こちらも病院を受診しましょう。
下痢をしていても、元気・あやすとよく笑う・よく飲んだり食べたりできるのあれば、あまり問題はありません。
下痢に加えて、ぐずりが長い、機嫌が悪いというときも、一度医師の診察を受けましょう。

医者に伝えるべき事

・ウンチの回数を伝えましょう(いつから,何回、どれくらいの量)
・ウンチの色は?(白っぽい、黒っぽい、赤っぽい、緑っぽいなど)
・おうちで他に下痢をしている人がいますか?
・水分はとれていますか?

※赤ちゃんの場合は、オムツのお便をとっておき、受診する際にお医者さんに見せましょう。(携帯で写真も撮る事を忘れずに!)
また、母乳で育てているか、ミルクで育てているかを伝えましょう。

赤ちゃん下痢まとめ

症状が回復するまでに、脱水症状やお尻かぶれに十分に注意を向けることが大事です。
大切な子供の為にもしっかりとした対処をしましょう。