【せき止め】赤ちゃんのせきが止まらない時の原因と対処法【すぐに役立つ】

育児

【せき止め】赤ちゃんのせきが止まらない時の原因と対処法【すぐに役立つ】

まず、はじめに

子供の咳が止まらないと心配にかりますよね。苦しそうな我が子を見るのは辛いものです。そこでせきの原因や対処方法をまとめしたのでぜひ、ご活用下さい。

目次

1.せきが出る原因

咳は、外からの刺激やウイルスなどの感染により出ます。
咳は、のどの粘膜や気道(鼻や口から気管までの空気の通り道)が刺激されて起こります。また、異物を外に出そうとして咳が出ることもあります。急に冷たい空気を吸ったときや、ほこりを吸いこんだときに咳こむのはそのためです。

また、ウイルスが鼻やのど、気管支などについて炎症を起こすと、粘膜が刺激に敏感になって痰(たん)が出ます。さらに、痰がたまると、咳で痰を押し出そうとするメカニズムが働きます。

2.せきが出る時の症状

コンコンという乾いた咳
気道にウイルスや細菌、ほこりといった異物が入ったために分泌された痰を排出するときの咳です。

ゼロゼロ、ヒューヒュー、ゴホゴホという湿った咳
気道がウイルスや細菌に感染して炎症を起こし、気管支炎や肺炎になると出るせき。気道がはれて空気の通り道が狭くなり、痰も分泌されるために、痰のからんだ湿った音がします。

咳が出るかわりにのどがゼロゼロすることも 
赤ちゃんは、のとがゼロゼロして咳が出そうで出ない状態になることもよくあります。のどのゼロゼロは、痰がたまっていて排出できないために起きます。ぜんそくの前ぶれではないかと心配になるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。
生まれつき気道が敏感なタイプの赤ちゃんは、ちょっとした刺激でも痰ができやすく、ゼロゼロしがちです。タイミングが悪ければ、痰と一緒にミルクや食事を吐いてしまうこともあります。でも、吐いた後すっきりした様子で元気で食欲があれば、必要な嘔吐だったと考えて心配しすぎないようにしましょう。

3.せきが出る時に考えられる病気

咳が出る病気にはさまざまありますが、多くはウイルスや細菌の感染が原因の病気です。以下の病気の中には、重症化すると赤ちゃんの命にかかわるものもあります。特徴的な咳が出ることで診断がつく病気もあるので、赤ちゃんが咳をしているときは、よく音を聞いたり咳をする様子を見たりすることが大切です。

風邪
感染したウイルスによって症状は多少違いがありますが、発熱や鼻水、くしゃみなどとともに、「コンコン」と乾いた咳が出ます。


インフルエンザ
高熱が出て、鼻水とともに咳が出ますが、風邪より症状は強く出るので、咳もひどくなりがちです。 


百日咳(ひゃくにちぜき)
百日咳菌の飛沫感染で起こります。最初は風邪とほとんど区別がつきませんが、咳だけが長引き、やがてコンコンと長く咳き込んで、最後に「ヒュー」と大きく息を吸い込む特徴的な咳をするようになります。


気管支炎
風邪で熱が出た後に咳が出始め、だんだん咳がひどくなって、「ゴホン、ゴホン」と痰がからんだ咳が出るようになります。たいていは、風邪をこじらせたことが原因です。


RSウイルス感染症
RSウイルスによる呼吸器の感染症で、生後1歳までに赤ちゃんの半数以上、2歳までにほぼ100%が一度はかかるといわれています。
のどから鼻にかけての「上気道」が炎症を起こす風邪に対して、この病気は気管支や肺などの「下気道」が炎症を起こし、「ヒューヒュー」「ゼーゼー」といった咳が出て、呼吸困難になることも。特に生後3ケ月未満の赤ちゃんがかかると重症化しやすいので、注意が必要です。


クループ症候群(急性咽頭炎)
パラインフルエンザウイルスやアデノウイルス、インフルエンザ菌などのウイルスや細菌に感染して、のど(咽頭)に炎症が起きます。咽頭の声帯の下にある声門まで炎症で腫れてしまうので、独特のしわがれた咳が出ます。
最初は「コンコン」と乾いた咳が出ていますが、やがて「ケーン、ケーン」「オウッ、オウッ」など、犬の遠吠えやアザラシの鳴き声のような咳へと変わっていきます。
また、この病気は息を吸い込むときがつらく、たて続けに咳き込んだあとで、吸うときにのどが「ヒューッ」と鳴ります。
咳の発作は夜間に起きやすく、呼吸困難を起こして息を吸うたびにのど仏がへこんだり、顔色が紫になることもあります。この病気が疑われるときは、夜中でも大至急病院へ行きましょう。


肺炎
ウイルスや細菌などが肺に感染し、炎症を起こす病気。多くは風邪や気管支炎をこじらせて病原体が肺にまで及んだために起きます。
肺炎になると、高熱が続いて顔色が悪くなり、咳き込んで呼吸が苦しそうになります。月齢が低い赤ちゃんほど呼吸困難を起こしやすく、粘り気のある痰で気道がつまり、肺の一部または全体に空気が欠如する「無気肺」になることもあります。


気管支喘息(ぜんそく)
ダニやカビ、ハウスダスト、花粉、ペットの毛などのアレルゲンを吸い込むことで誘発されます。体調や気候、ストレスなどが誘因になることもあります。はっきり診断がつくのは、2歳過ぎくらいでしょう。
咳から始まり、呼吸をするときにのどが「ヒュー、ヒュー」と鳴ったり「ゼー、ゼー」と苦しそうな音(喘鳴)がします。咳の発作が強いと、寝ていられずに起き上がったり、肩で息をして呼吸のたびに肋骨がペコペコとへこんだりすることもあります。
1歳未満の赤ちゃんの場合は気管支喘息になることはあまりなく、のどがゼロゼロするときは「喘息様気管支炎」のことが多いでしょう。これは急性気管支炎で、赤ちゃんの細い気管内に痰がたまり、気管支が狭くなって呼吸がゼーゼーしている状態です。気管支喘息と似た病態ですが、喘息発作ではありません。

4.せきが出た時の受診の目安

●0~3カ月
気道が狭い低月齢の赤ちゃんは、ちょっとしたせきでも急に悪化して呼吸困難を起こすことがあります。状態をよく観察し、受診するかを判断してください。

○様子をみてOK
・せきが徐々に軽くなり、元気で水分がとれる

○診療時間内に受診
・せき以外に発熱、鼻水、下痢、嘔吐などの症状がある。
・眠れているが、せきが出る
・せきが長引いている

○診療時間外でも受診
・呼吸が苦しそう
・呼吸が速い
・一日中せきが出て眠れない
・ゼーゼー、ヒューヒューなどの音がして眠れない
・水分がとれない
・声が出ない

○緊急受診が必要
・唇の色が紫色
・突然のどに何か詰まったようになり、激しくせき込んでいる


●4カ月以上
せきがひどくなっているときは、気管支や肺まで炎症が広がっていることがあります。早めに受診しましょう。

○様子をみてOK
・せきが徐々に軽くなり、元気で食欲がある

○診療時間内に受診
・せき以外に発熱、鼻水、下痢、嘔吐などの症状がある
・眠れているがせきが出る
・せきが長引いている
・上記の症状はないが、気管支が弱い、ぜんそく気味と医師にいわれたことがある

○診療時間外でも受診
・呼吸が苦しそう
・一日中せきをしていて眠れない
・ゼーゼーヒューヒューなどの音がして眠れない
・水分がとれない
・離乳食や食事が食べられない
・声が出ない

○緊急受診
・唇の色が紫色をしている
・突然のどに何か詰まったように、激しくせき込んでいる

☆病院で医師に伝えたいこと
・ヒューヒュー、ゼーゼー、ケーンケーンなどせきや呼吸音の特徴  
・せきが出たときの状況(時間帯、直前に食べたものなど)  
・発熱、鼻水などほかの症状  
・機嫌や食欲など全身状態  
・疲れているか  
・のどに何か詰まらせている可能性  
・せきで吐くことが多いか

せきの音を記録してレコーダーやビデオカメラ、スマートフォンなどでせきの音を録音し、医師に聞いてもらうのもおすすめ。胸の音があるときは、息を吸うときと吐くときのどちらに音がするか、胸の上で音がするか下のほうか、胸に手を当てて確認してください

5.せきが出やすい時間帯とは?

昼間はあまりせきが出ないのに、夜寝るとせきが出る。と、よく言われます。咳反射は、夜ふとんの中に入ると暖かくなって出やすくなり、ふとんに付いたほこりなどの影響でも、せきは出やすくなります。 

 そんな中でも明け方になると、せきが多く出る子どもがいます。のどの奥を診ると黄色のどろっとした鼻水がのどの方に流れるような感じで見えます。このような状態を耳鼻科の先生は「副鼻腔気管支炎症候群」と呼んでいるようです。

6.せきが出た時の対処方法

せきが出るときの姿勢
せき込んで苦しそうなときは、たて抱きにするか座らせて、背中を軽くトントンしましょう。痰(たん)が切れやすくなり、せきが少し楽になります。寝かせるときは小さめの枕やクッションを背中に当て、上体を少し起こして。気道が通りやすくなり、せきがやわらぎます。


水分補給・授乳・食事
のどを湿らせるとたんが切れやすくなるので、湯冷ましや麦茶などをスプーンで少しずつ与えて。離乳食前の赤ちゃんは、おっぱい・ミルクを30分~1時間に1回を目安に、いつもより多く与えるといいでしょう。せき込んで吐くことがあるので、離乳食や食事はいつもより少なめにして、やわらかく食べやすいものを少しずつ様子を見ながら与えます。うどんやおかゆ、野菜スープなどがおすすめ。柑橘類(かんきつるい)の果汁や冷たいものはのどを刺激するのでNGです。


室内の湿度
空気が乾燥しているとせきを誘発します。加湿器などを利用して、室内の湿度は50~60%に保ちましょう。こまめに換気して室内の空気をきれいにしておくことも大切。また、おふろの湯気で呼吸が一時的に楽になることもあるので、元気があれば、ぬるめのお湯(39~40度程度)にサッと入れましょう。ただし、せきがひどいときやゼーゼーするときは入浴を控えてください。


せきが出るときのNGケア
・部屋を暖めすぎる→空気が乾燥してせきが悪化しやすくなります。とくにエアコンを使うときは乾燥しやすくなるので要注意。
・部屋によって温度差がある→暖かい部屋から冷えた部屋に行くと、冷たい空気がせきを誘発。家の中の温度差に注意しましょう。
・自己判断で薬を飲ませる→せきにはいろいろな原因があるため、自己判断で薬を飲ませると悪化させることがあります。

まとめ

パパやママがどんなに気を付けていても免疫力の弱い赤ちゃんはせきや熱は必ず発症します。
その後に適切な対応が出来るかどうかで子供の体調は決まります。前もって予備知識を持ち、大切な我が子を早くいつも通りの元気な子に戻してあげましょう。